はじめに:AIニュースが生活に近づいてきた
ここ数年、AIのニュースを目にしない日はない気がします。
以前は研究者やエンジニアの世界で語られることが多かったのに、最近では「学校の授業」や「教育現場」にAIが取り入れられるようになってきました。
特に気になったのは、全国の学校で導入が進むAI型教材 Qubena(キュビナ) というAI学習システムです。
AIを教育現場で利用
AI業界では、OpenAIやGoogleが「人間のように考えるAI」を目指して研究を進めていますが、日本ではそれを教育の分野にどう取り入れるかが話題になっています。
Qubenaのようなシステムは、子ども一人ひとりの学習データを集めて「どこでつまずいているか」を分析し、先生がすぐに把握できるようにする仕組みです。
つまりAIが直接「子どもに問題を出して解説してくれる家庭向けアプリ」ではなく、先生を補助するための道具 という位置づけが正確です。
これによって先生は、理解が追いついていない子にすぐ声をかけられるようになり、授業の効率が上がることが期待されています。
学校と家庭でのAI利用のギャップ
一方で、保護者の立場から見ると「家庭でも使えたらいいのに」と思うことがあります。
実際には、学校から貸与されるタブレットには制限がかけられていて、自宅ではQubenaなどを自由に使えないケースが多いです。
そのため「授業では便利に使っているのに、家で復習できない」というもどかしさがあります。
また、せっかくシステムを導入しても、先生が「デジタル化に苦手意識」を持っているために十分に活用されない場面もあるようです。
正直なところ、連絡帳アプリですら使いこなせていない先生もまだ多いのが現実です。
AIツールは確かに便利ですが、使いこなすには慣れや意識改革も必要だと感じます。
先生の負担を減らすか、新しい負担になるか
AIが先生の補助をしてくれるのは大きな一歩ですが、「結局は新しい操作に時間を取られてしまうのでは?」という疑問も残ります。
先生の働き方改革が叫ばれる中、AIはその解決策の一つになり得ます。
ただし、導入するだけでは意味がなく、先生自身が無理なく使いこなせる環境や研修 が整ってこそ、初めて効果が出るのではないでしょうか?
システムを扱う企業ですら、AIの導入にあたっては、効果的な利用方法や危険性を伝えるために、それなりの時間数の教育を実施しています。
教育現場のデジタル化は一筋縄ではいきませんが、先生が使いやすく、子どもも家庭で自然に復習できるような仕組みが広がってほしいと願っています。
AIとどう付き合うか
AIの進化は教育の現場にも広がりつつありますが、大事なのは「先生が無理なく使えるかどうか」、そして「子どもが家庭でも継続して学べるか」という点だと思います。
便利な道具であるはずのAIが、現場での負担を増やすことになっては本末転倒です。これからの教育の中でAIがどう根付いていくのか、しばらくは「期待」と「疑問」が入り混じったまま見守ることになりそうです。


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